環境について考える~#FridaysForFuture~

こんにちは。トリオブログ編集部です。

先月、先々月と非常に大きな台風が上陸し日本全国に甚大な被害をもたらしました。地球温暖化の影響なのか、年々自然災害による被害が大きくなっている様に感じます。

日本は他国に比べ環境問題に対する意識が低いと言われています。しかし夏の平均気温が上昇し40度を超えるなど、すでに私たち日本人の生活にも影響が出始めているのです。

そこでトリオでは、少しでも環境について知っていただきたく今世界で起こっている環境に関する活動やトレンドを解説しながら、環境についてもっと真剣に考えるシリーズ企画を開始します!第1回目は「#FridaysForFuture」について。スウェーデンの16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリが発端となり世界に広がり続けているこの運動ですが、どのようにして始まったのか、今地球でなにが起こっているのかを中心に解説していきます!

#FridaysForFutureとは

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引用:グレタ・トゥーンベリ本人のTwitterより

「Fridays For Future」つまり「未来のための金曜日」と題されたこの運動。2018年8月、環境活動家グレタ・トゥーンベリが気候変動に対するスウェーデン政府の対策が不十分であることに抗議するため、国会議事堂前に座り込みを行なったことから始まりました。

彼女は3週間座り込みを続けた後も政府が気温上昇を2度未満に抑えるための対策を講じるまで、毎週金曜日学校に行く代わりに運動を続けることにしたのです。そして彼女がSNS上でこの活動について投稿を行ったところ、「#FridaysForFuture」「#Climatestrike」というハッシュタグとともに、瞬く間に全世界に拡散しました。

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引用:グレタ・トゥーンベリ本人のTwitterより

その後彼女の活動に賛同した世界中の若者たちも同様にストライキを開始し、現在では約40カ国以上の若者がこの運動に参加しています。日本でも、東京・大阪・名古屋・京都・神戸・岡山などで活動が行われ、その輪は広がり続けています。

今の地球環境はどうなっているのか

ではなぜグレタをはじめ世界中の若者たちは、学校を休んでまでこの運動に参加しているのでしょうか。

それは、「地球環境が危機的状況に陥っている」という事実を身を持って実感しているからです。

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2018年10月の報告された「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の特別報告書によると、「地球温暖化が現在のペースで進むと、早ければ2030年にも地球の平均気温が産業革命前に比べ1.5度上昇し、豪雨災害等の自然災害のリスクが高まる」とされています。

もし気温上昇が2度に達した場合、海面上昇のリスクにさらされる人が1000万人増加したり、熱波が増加し居住地域の多くが酷暑にみまわれる等はるかに甚大なリスクがあると想定されています。

このような状況を避けるため「気温上昇を1.5度に抑える」には、2030年までに二酸化炭素の排出量を半減させるなど世界全体で大変革が求められているのです。

地球がこのような状況に陥っていると知ったグレタは「環境が破壊され私たちの生命が脅かされては、学校で学んだことを活かすことすらできないだからこそ、今立ち上がらねばならないのだ。」という想いで運動を始め、世界中の若者たちもこの考えに賛同し運動に参加しています。

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引用:グレタ・トゥーンベリ本人のTwitterより

まとめ

冒頭でも申し上げたように、日本は他国に比べ環境問題に対する意識が低いと言われています。しかし実際に気温上昇や台風や豪雨災害により甚大な被害が発生しているのが事実です。

そして世界に目を向けてみると海面上昇により沈みゆく島や国があること、気温上昇や干ばつによる食糧不足や水不足に陥る地域があること、マラリア等の熱帯地域の感染症が拡大するリスクがあることなど非常に深刻な問題が起こっています。

今地球が直面する状況を変えていくためには、私たちにできることを「今から」始めていくしかありません。だからこそこの記事をきっかけに少しでも「環境について考えよう」と感じてくださる方が増えることを願い、これからもトリオは「環境」をテーマに発信を続けていきます。

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